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ぎっくり腰!?ど、ど、どうしよう③〜京橋で肩こり、腰痛など、トータルケアできるポカラ整骨院〜

こんにちは!

 ポカラ整骨院です。

 気を付けていてもぎっくり腰になることがあります。意外に多いのが、『くしゃみをしたらギクッ!となって動けなくなりました』というものです。実はこのくしゃみ、瞬間的に相当腰に負荷が借ります。体重50kgの人が、まっすぐ立っているときと軽くお辞儀をした時で腰にかかる負荷がどれくらい変わるかご存じでしょうか?立っているときで75kg、お辞儀をした時で100kgの負荷が掛かっていると言われています。その差25kg!これがくしゃみになるとどうでしょうか?なんと350kgにもなるというから驚きです。そう!実はくしゃみってそうとうな破壊力があると思いませんか?因みに時速にすると320kmというから、そのエネルギーたるや相当なものです。日頃のケアの甲斐なくぎっくり腰になってしまうことも十分あり得ます。

 前回は、なってしまった急性の腰痛は冷やすべきか?温めるべきかについてお話しました。今日はその続き、ぎっくり腰の時の過ごし方についてお話ししたいと思います。

 かつてぎっくり腰が起きたときは、できるだけ安静にして過ごすというのが定積でした。特に筋肉や筋膜の炎症によるぎっくり腰に対しては、炎症がひどくならないように安静に過ごすのが良しとされていたわけです。しかし研究が進んだ近年では、事情が少し変わってきました。炎症を抑えるためには安静に過ごすのはやはり大切です。そもそも炎症が起きているときは身体の中で何が起きているのでしょうか?

 誰しもすり傷のような軽い外傷を負った経験をお持ちかと思います。実は体内の炎症が起きている状態というのはまさに、この傷がいった状態です。思い出してください。すり傷は血流量が多いといつまでたってもカサブタができず治りが悪くなりませんでしたか?またその逆に血流量が足りないとかさぶたがなかなかできずやはり治りが遅くなります。前回お話ししたアイシングはこの血流をちょうどいい量に調節して、治癒力を高めているのです。ではこの傷口、動くとどうなるでしょう?簡単ですね、カサブタがしっかりできていない内に動かすと、薄いカサブタが破れて再出血してしまいます。これも身体の中でも同じことが起こります。やはり安静にするというのは大切です。

 すり傷に例えて炎症が治まる過程を説明しましたが、外傷とぎっくり腰で大きく違うのは、痛めてしまった場所が身体を支えなければならない筋肉や筋膜だということです。安静にしておくのは大切なことですが、安静にしすぎると腰痛と密接な関わりのある筋肉が衰えてしまい、結果として回復が遅くなるということが分かってきました。ぎっくり腰だからと言っていつまでも安静にしていると、腰を支える背部の筋肉が衰えて不安定性が高くなることでより腰に負担がかかるということが起きます。これを踏まえて、ぎっくり腰になった時の理想の過ごし方としては、

①発症後2~3日は安静にして、炎症の回復に努める。

②4日程経って痛みが少し引いて動けるようになったら、無理をしない範囲で動く。

 痛みが引き始めたら様子を見ながらなるべく普段の生活活動を心掛けましょう。

 筋力が衰えるという意味で、注意していただきたいことがもう一つあります。それはコルセットの着用です。ぎっくり腰になると、腰の安静を図るためコルセットを利用する方も多いかと思います。痛みが出ているときにはやはり患部の安静を図るためにも動く際はコルセットをしていただいた方が良いでしょう。ただし、あくまでも痛みのある内に留めてください。痛みが取れても安心感があるから、腰が楽だからと言ってずっとコルセットを着用している方を見受けます。これは非常に危険です。コルセットを常時着用していると、腰を支えるための筋力が衰え腰痛のリスクが増すばかりか、コルセットなしに生活ができないということにもなりかねません。

 ともあれぎっくり腰にならないように予防をするのが一番です!それでも調子が悪いと感じたら、いつでもご相談ください。日頃の運動不足や仕事や家事のストレスで溜め込んだ疲労を誠心誠意心を込めてケアさせて頂きます!

以上、京橋で肩こり、腰痛など、トータルケアできるポカラ整骨院でした