こんにちは!
ポカラ整骨院です
ある日突然、肩が痛くて上がらない!以前はすいすい肩が挙げられたのに、
今では痛みのせいで動かすこともままならず。
夜になると痛みが増してうずいて眠れない。患者さんとお話していると、時々五十肩の症状でお悩みの方と遭遇しましす。特に初期、炎症期と言われる時期の五十肩の症状で一番つらいとおっしゃるのが夜になると痛みだす夜間痛です。今日はそんな五十肩に関するお話です。
そもそもですが、みなさんが言う五十肩、四十肩とか。
同じ意味で使ってらっしゃる方もいるかと思います。
五十肩とは、
まずは五十肩について簡単に説明しましょう。五十肩の正式名称は肩関節周囲炎です。
読んで字のごとく、肩の周りに炎症が起きる症状の事を指して五十肩と言います。
“五十”と名前がついていますが、肩関節の炎症は40代でも30代でも年齢に関係なく起こります。
おもな症状は疼痛と可動域制限です。特に急性期は痛みが強く、
夜になると痛みを発する夜間痛に悩まされてなかなか熟睡できないというお声もよく聞かれます。3か月ほど過ぎると急性期から拘縮期へと移行します。
夜間痛や日常的な疼痛といった症状は軽くなりますが、動きを伴うと痛む動作時痛のために肩の可動域が制限されて、思うように肩が動かせません。
結果的に肩関節周囲の筋肉が硬く拘縮を起こして、より一層可動域が狭まることになります。
無理は禁物ですが、肩の筋肉の拘縮を防ぐために運動療法中心の治療が行われます。
痛むからと放置していると、炎症が治まるころには筋肉や関節が拘縮を起こしてしまい、
痛みは出ないが可動域が極端に制限されて腕が上がらないということも起きます。
運動療法が中心となりますが、時に関節注射などの処置を行うこともあります。
改善には時間がかかり、半年から1年。酷い時には1年以上かかることもあります。
なぜ夜間に肩が痛む?
現在のところなぜ五十肩の急性期に夜間痛が起きるのか、原因は明らかになっていません。
ただ、夜間就寝時の肩関節の位置関係によっては肩関節内の内圧が上がります。
内圧が上がることで滑液包の急性炎症や腱板炎からの浮腫による内容量の増加、
腱板筋群の痙攣、関節を包む関節包の肥厚や繊維化などによる関節包内容積が減少することで
痛みが増加すると考えられます。また、筋肉の拘縮によって関節全体の容量が減少すること、
関節の内圧が破綻すること、就寝時の不良姿勢などが腱板疎部と呼ばれる
腱板の存在しない部分を刺激し、夜間痛が出るとも考えられています。
肩関節周囲の筋肉の拘縮が原因によって上腕骨内の血流に影響を与え、
上腕骨の内圧を上げる原因となり夜間痛を引き起こすことも考えられます。
いずれにせよ、就寝時の姿勢は夜間痛に大きな影響を与えます。
夜間痛の対策
夜間痛の原因を特定するのは難しいですが、就寝時の不良姿勢によって関節に影響を与えていることは間違いありません。できるだけ関節に負担をかけないように工夫する必要があります。
具体的には、ビーズクッションのような柔らかい枕をいくつか用意し、肩や腕周りの下に配置することで肩へかかる負荷を軽減するのが良いでしょう。枕で肩関節周囲にかかる圧力や重力を軽減することで痛みの緩和が期待できます。
一度かかると厄介な五十肩は、加齢によってインナーとアウターの筋肉のバランスが崩れることで起こるともいわれています。日頃から肩を回したり、ラジオ体操などで負担のかからない程度に動かしておくことが大切かと思います。
ポカラ整骨院ではそんな肩の痛みに対してトリガーポイント治療をし、関節可動域訓練、ストレッチなど治癒に至るまでの治療も行えます!
肩の痛みで悩んでいる方は京橋で肩こり、腰痛など、トータルケアできるポカラ整骨院へどうぞ(^^)適切な治療を行います!
それでは!